Hula Kapili
語る樹
#カピリメンバー 真弓さんの巻

真弓さんは、外国にも外国のものにも興味がない。 だから外国の踊りであるフラも近所の仲良しの母娘(なみにこ)が楽しそうにやってることは知っているけど、自分はすることはないだろうと思ってたそう。 やるなら日本舞踊や伝統舞踊だと。 けれど一つ前の冬の始まりの日にひょっこりやって来て(なみにこが誘ってくれた)、 今ではついにハワイ語の辞書も買ったほど熱心にフラと向き合っている。 真弓さんは必要なときに必要な言葉をくれる。前向きな言葉を。 今年の2月の終わりに初めて真弓さんの整体を受けた。その手は想像以上にたくましくぐっと私に入ってきた。 そして、私の背骨を触りながら、 今すぐ仕事を辞めた方がいい、 一番コンプレックスである顔の形を完璧だと言い、 一通り終わってから、今いるところからもっと外へ、広い世界へ行った方がいいというようなことを言ってくれた。 レッスンでは、私が真弓さんの身体を見る。 真弓さんのお悩みがするするするとほどけていって面白い。 まだまだ使える使うのです。身体の可能性。

レッスン後は、カフェボンテへ。 真弓さんが言葉をくれるのにも、ちゃんと理由が歴史があった。 真弓さんは、語る樹。

道に迷いふらりとボンテにやってきたナタリーが、後日メールの返事をくれた。
くらたに、じょうねつあるんね。
あるんよ。