Hula Kapili
踊る男

男たちのフラ、KaneHulaを観に行く。

クム夫妻が須磨の浜辺に降り立った瞬間、 どこにいるのか何が起ころうとしているのかわからなくなる。 ここは、神戸の須磨海岸。 ハワイでもこれだけのカネダンサーが集まることはなかなかないらしい。 ブラッド先生が教えてくれたPō huehueとはハマヒルガオのこと。

じっと見てなんていられず、 女たちも海の男になり、踊りだす。 その姿のたくましいたるものや。 褌をぎゅっと締め、 波にも乗る。 ミイラニ先生が、フラはどこでもドアだと言った。 なんにだってなれる、どこにだって行ける。 過去にも未来にも。 そしてそのストーリーを伝える。なりきって、楽しんで。 ああ、だから私はフラをしているのか(しかもどこでもドア!)と腑に落ちる。 男たちのフラ。 初めてのはずなのに、あっという間に立派なダンサーがそこにいた。

見る度に大地に近くなっていくカヘラのフラも素晴らしかった。 フラは元々男の踊り。 さあ、和歌山の山の男、海の男たち、 そろそろ出番です。

ブラッド先生、祝古希!!